Fox on Security

セキュリティリサーチャー(インシデントアナリスト)で、セキュリティコンサルタントのキタきつねの独り言。専門はPCI DSS。諸々のお問合せ(取材、執筆、各種お問合せ等)はフォックスエスタ (https://foxestar.hatenablog.com/)をご覧ください。

飛行機での会議は不要

米国系の航空会社がエンターテイメントシステム提供のためのモニターに付属するカメラにカバーをつけ始めたという記事が出ていました。

www.buzzfeednews.com

 

ユナイテッド、デルタ、そしてアメリカン航空は彼らのシートバックエンターテインメントシステムでカメラをカバーしている、とBuzzFeed Newsは学んだ。

BuzzFeed Newsによると、United Airlinesは、航空会社の高級席の裏側に埋め込まれたエンターテイメントシステムのすべてのカメラをカバーしているという。

ユナイテッド航空の広報担当者は声明の中で次のように述べている。これらのカメラはどれも起動されておらず、将来使用する予定もありませんでしたが、カメラをカバーするために追加のステップを踏みました。カメラはビデオ会議のような将来の可能性のある目的のためにシステムの製造業者が含んだ標準的な特徴である "ユナイテッドが追加の航空機の上に席を追加するので、ユナイテッドはカメラをカバーし続ける、スポークスパーソンは言った。

デルタ広報官は月曜日に、航空会社は「顧客を安心させる目に見える方法として」すべてのカメラにカバーを追加したと述べ、デルタがそれらを使用するのに必要なソフトウェアをインストールする計画はないと繰り返し述べた。

月曜日に、アメリカンエアラインズの代表はBuzzFeed Newsに同社が「カメラの上にカバーを取り付けることになるだろう」と言った、そしてカメラが「常に、そしてこれからも非アクティブ化されている」と語った。

BuzzFeed News記事より引用)※機械翻訳

 

◆キタきつねの所感

飛行機の中でのエンターテイメントシステムと言えば、映画や音楽などを提供してくれる、旅行者にとっては便利なものですが、まったく機内サービスで使われてないにも関わらず、カメラが標準搭載されている事にGAFAのお陰でプライバシーに敏感になってしまった乗客達が気づいてしまった、というのが事の発端だったと思われます。

 

もっとも、この問題が先に炎上したのは、シンガポール航空の様です。

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ユナイテッド他の米系航空会社によると、現在はカメラを使っておらず、今後も使う予定が無いのでカバーで覆った(覆う予定)とのコメントしている様です。

それなら最初から外す、あるいはカメラが搭載されてないモニタを選択すれば良いと思うのですが、製造ベンダーは将来のWeb会議システムサービス利用等を考えて、カメラが搭載されていた様なのです。

飛行機内からのインターネット接続が可能となり始めている今では、カメラがPCやスマホと同じく、外部からカメラをハッキングされてしまう可能性は現実のものとなりつつありますので、乗客らの懸念も間違いとは言い切れないものがあります。

 

標準的なエンターテイメントシステムであったとしても、セキュリティを考慮する(Security by Design)がやはり必要になり始めている事例と言えるかも知れません。

 

 

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更新履歴

  • 2019年4月30日PM(予約投稿)