Fox on Security

セキュリティリサーチャー(インシデントアナリスト)で、セキュリティコンサルタントのキタきつねの独り言。専門はPCI DSS。

年末にカード犯罪が起こりやすい理由

年末にサイバー犯罪が行われやすい理由・・・クリスマスにかけて大型の商戦があるのが最大の理由かもしれません。

www.telegraph.co.uk

Hackers are offering Black Friday discounts for stolen credit card details being bought and sold on the dark web as they seek to cash in on an online shopping bonanza.

Security experts including the FBI, the UK's cyber defence agency and online security firms have warned of a wave of hacking and fraud as criminals exploit Britain's biggest weekend of online shopping across Black Friday and Cyber Monday.

(Telegraph記事より引用)

 

◆キタきつねの所感

米国ではサンクスギビングデー(感謝祭)が終わるとクリスマスに向けた大型商戦期間に入ります。最近はAmazonやイオンなどでもこの単語を見かけるようになりましたが、この期間での週末を『Black Friday、Cyber Monday』と呼びますが、(米国における)年に1度の大セールと言えば、今の時期から12月初旬までの時期を指します。

bgr.com

上の記事の写真を見てもらうと分かるかと思いますが、セール商品を巡って客の喧嘩シーンが毎年ニュースで流れるほどに爆発的にモノが売れるセールで、あまり日本で見かける事の無いかも知れません。

 

当然、そうした大型商戦・・・ほとんどの購入客がクレジットカードで決済します。ここで冒頭の記事に戻ると、ブラックマーケットでも商売時となるので、偽造カード、あるいはネット取引で使えるクレジットカード情報の売買が盛んになります。併せてセール情報のフィッシング詐欺であったり、偽サイトで不正に決済させたり、偽クーポン発給でフィッシングメールをクリックさせようとする攻撃なども知られており、ある意味ハッカーにとっても稼ぎ時である大型商戦中といえそうです。

因みに、カード情報などはダークウェブのブラックフライデー割引』で25%オフで提供されているところもあると報じられていました。

 

 

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更新履歴

  • 2018年11月25日AM(予約投稿)