Fox on Security

セキュリティリサーチャー(インシデントアナリスト)で、セキュリティコンサルタントのキタきつねの独り言。専門はPCI DSS。

【セミナーレポート】サイバーセキュリティ勉強会2025冬 in 塩尻 (懇親会編)

2025年2月1日に長野県塩尻市にて開催された【第12回】サイバーセキュリティ勉強会2025冬 in 塩尻に(登壇)参加しました。本勉強会に参加した様子を簡単にご紹介します。

 

 

目次

 

1. そこにワインがあるから・・・

塩尻の勉強会に参加される方の動機は様々かと思いますが、サイバーセキュリティ月間(2/1~3/18)のオープニングを飾る2/1にわざわざ寒そうな塩尻に現地参加をされる方の目的は、講師との距離が近い(オフレコ話が聞ける)、出席者同士での交流・・・と副次的なメリット(建前)はさておき、わざわざ土曜日に時間とお金をかけて現地に行く理由と考えると・・・

 

誤解を恐れずに言えば、

 

「そこにワイン(ブトウ)があるから・・・」

 

以外の理由を探すのが難しい気がします。

 

フランスのミシュランはタイヤを売るために100年以上前にミュシュランガイドを作ったのは有名な話ですが、

gendai.media

 

塩尻市塩尻市振興公社の方々の多大なる協力もあって開催されているこの勉強会は、塩尻ワインを普及・啓蒙する為に開催されていると言っても過言で・・すが、セキュリティ温泉兄弟の【温泉】とは違う、大きな魅力である事は間違いありません。

tokimeguri.jp

 

※ワイン試飲権のあるチケットは3000円との事でしたが、今回は予算が若干余った様で、結局2000円(1000円バック)で参加する事ができました。

 

2. 絶景かな、絶景かな   by 石川五右衛門

懇親会は会場である塩尻インキュベーションプラザの2F(セミナーは1F)だったのですが、錚々たるボトル達の出迎えがありました。

会場に漂う良質のワインの香りは、勉強会が『懇親会の前座』でしかない事を思い出させてくれました。

 

前回現地参加(2024年夏)した際に驚いた、一升瓶ワインもどっしりと待ち構えてます。強敵の感があります。

 

3. 懇親会(人的交流)こそ勉強会の本番

主催のO原さんの有難~いお話の後、ビール等々で乾杯し懇親会がスタートします。当初予定よりも多くの方が懇親会まで残った(当日参加した)との事で、色々な方とお話でき、個人的には有意義な時間でした。

塩尻現地参加の場合、”懇親会に出ない”という選択をすると東京や名古屋方面でも問題なく帰れてしまうのですが、塩尻土曜日開催が恒例という事もありお時間をお金(宿泊費)と興味があれば、懇親会までセットで考えられる方が得るものは多いかと思います。

 

ワインは苦手・・という方、未成年の学生さん&当日お車の方々に大人気だったのが”ぶどう&りんご”ジュースです。

 

気づいたら無くなっている・・・これも塩尻勉強会の風物詩と言えるかも知れません。

 

夏の勉強会では無かったレアアルコールもありました。ナイアガラホップ(クラフトビール)です。甘い香りのナイアガラ果汁を約50%もビールに使うという発想・・・塩尻でしかお目にかかる事はない気がします。

 

このクラフトビールの発起人&社長は・・・塩尻市役所で働く社会福祉士の方(副業)というのは驚きです。お値段は少々しますが、試飲した感想としては『決して高く無い』唯一無二(聞いた事が無いのでおそらく)のクラフトビールかと思います。

tanome-beer.com

 

会場では、こちらも塩尻市の方が、懇親会参加者が有益な情報交換を進められる様に、”ガソリン”(命の水)を注いでくれていました。

写真はスマートに見えるワインボトルの持ち方の講義で、底のくぼみに親指を入れて、残りの4本の指でボトルの外側を支えます。5本の指を全部使ってボトルの底を掴む方法もあるそうですが、ラベルを魅せながらサーブするのがポイント。

 

昔からワイン瓶の底が凹んでいるのが不思議だったのですが、”親指を入れる為”だと知れて、1つ賢くなりました(違)

www.suntory.co.jp

 

正しいソムリエナイフの使い方の講習(及び実演)も前掲の塩尻サイバーソムリエ*指導の下、随時開催され、「実生活に役立つ!」「私はこれで塩尻市に採用されました!」「このテクでM-1狙います!」「期末テストにまた出ました!」「年末ジャンボで300円当たりました。。。」「猫が遊ぶコルクのオモチャが貰えて最高デス」・・・等々、日ペンの美子ちゃんもびっくりの絶賛の嵐で、正直に言えば、数時間前の私の講演よりも人気があったかと思います。

*そんな役職は存在しません。

 

4. 講師と気軽に話せるのが塩尻

塩尻だけでなく、キタきつねのハンドル名で登壇する際には、自己紹介ページに『詳しくは懇親会で聞いて下さい』ネタを入れているのですが、今回初めてこの件を懇親会で何人かから”聞かれました”

※決して嘘ではない(実際に会った事があります)のですが、正確に言えば「もっと他の表現があるだろ」と突っ込み所があるネタです。ワイン(やビール)があると気軽にお話してますので、機会あれば聞いてみて下さい。

 

他には、日々のブログや「私のセキュリティ情報収集法を整理してみた(2025年版)」を読まれた方などから、自分に合った良い情報ソース先、(ご自身のお仕事での)調査の方法などの助言を求められたりしました。

塩尻の懇親会は特に講師陣との距離が近い(少し歩けば講師に当たります)ので、数百人規模の大きな懇親会とは違う雰囲気(魅力)があるかと思います。

※前回予告通り、少しワインに合うおつまみ(一般品)を差し入れしたのですが、もう少し持っていけば良かったかも知れません。

 

当日名刺交換頂いた方、話しかけて頂いた方、そして運営のスタッフの皆様、ありがとうございました。何を話したのか塩尻ワインのお陰であまり思い出せませんが、良い印象しか残ってないので、また機会あれば「懇親会へ」参加できればと思います。

 

諸々条件が合えば・・・夏のワイン試飲会場(8/23)でお会いしましょう!

 

5. 延長戦は突然に・・・

懇親会終了は7時少し過ぎ。この後希望者のみ(誰でも参加可/割り勘)の延長戦(お食事&ビア)にお誘い頂いたので参加しました。

ryu-tan.mise.co.jp

塩尻名物の山賊焼き・・・ここで食べたか記憶が定かではありませんが(→調べると龍胆のメニューにあったので多分食べている)塩尻の隠れた名物である?『キムタクチャーハン』は美味しく頂きました。

龍胆メニューより引用

塩尻の学校給食の定番チャーハンとの事ですが、流石に名前がアレなので当時のジャニーズ事務所の『許諾を得た』との事(ある意味公認チャーハン・・・)

偶然ではありますが、良い個室に案内された事もあり(後から片付けを終えたスタッフの方々も合流し)楽しい宴となりました。

※途中、電車(終電)が・・と乾杯して暫くで抜けられた方もいらっしゃいましたが、無事に帰れたでしょうか。。。

※因みに新宿方面の特急あずさだと「あずさ60号」の20:18、長野新幹線経由で東京方面だと20:36が塩尻駅からの終電になります。

 

 

午前中にハンズオンを入れる(1日勉強会にする、例:ひよこまめ教習所)、2トラックでの勉強会といった案や、ボランティア参加の学生さんにもう少しメリットを与えるCODE BLUE的な内容などのアイディアも色々出ていました。

※ワインの産地として山梨(甲州ワイン)も有名ですが、例えば勝沼ぶどうの丘(勝沼ぶとう郷)のワインカーヴでは試飲スプーン(タートヴァン)を販売し、観光客のリピートにも力を入れています。塩尻(セキュリティ)×ワインが売りと考えるならば、ワインの勉強会(生産者の方のお話を聞ける)もセットにするとか、ワインナリーの見学ツアーもセットにするといった異色組み合わせの勉強会(セキュリティ系以外の方の来塩尻が見込める)も面白いかと思いますし、サイバーセキュリティ勉強会の趣旨から微妙に外れる気がしますが、ワインを試飲しながらのセキュリティ勉強会(例えば試飲カップを記念品にする)というのも一考(一興)の価値があるかも知れません。海外のセキュリティ系カンファレンスでは家族連れを狙ったイベント等も普通にあるので、そうした取組も面白いかも知れません(運営or塩尻市の方でこうした企画ネタに興味がありましたらご一報ください)

参考:本日2/23のがっちりマンデー(TBS系)「アレもコレも試し放題!儲かる試しすぎビジネス! ※TBS Free見逃し配信 

  

 

 

運営、講師、参加者の皆さんお疲れ様でした。

 

 

宿泊組(塩尻駅周辺以外)は塩尻駅からの移動となりますが、宿泊先はガイドでも紹介されている信州健康ランドが多かったです。塩尻→村井駅(7分)で降り、無料送迎バス・・・はもう無い時間帯なので、徒歩(15分)かタクシーで移動するのが良い様です。

www.kur-hotel.co.jp

 

 

私は翌日に冬の松本城を拝観する予定なので、1人松本駅へ向かいます。

(松本観光編)に続く

 

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更新履歴

  • 2025年2月23日