Fox on Security

セキュリティリサーチャー(インシデントアナリスト)で、セキュリティコンサルタントのキタきつねの独り言。専門はPCI DSS。

私のセキュリティ情報収集法を整理してみた(2026年版)

新年あけましておめでとうございます。毎年この時期に更新している「私の情報収集法(2026年版)」を今年も公開します。 

 

1.はじめに

昨年発生したアサヒグループHDおよびアスクルに対するランサムウェア被害は、多くの組織にとって「明日は我が身」であることを強く印象付けた出来事だったのではないでしょうか。サイバー攻撃の脅威は年々深刻化しており、国家背景を持つと見られる攻撃や、地政学的緊張と連動したサイバー活動も増加しています。企業・組織の業種や規模を問わず、意図せずサイバー攻撃の被害を受ける可能性は確実に高まっています。

特に、サプライチェーンクラウドサービスを起点とした侵害は、単一組織の対策だけでは防ぎきれないケースが多く、海外で発生した事象が時間差で国内に波及することも珍しくありません。また、脆弱性の悪用スピードは年々加速しており、海外で公開・悪用が始まった情報をどれだけ早く把握できるかが、被害を防げるかどうかの重要な分岐点になっています。さらに、生成AIの悪用によるフィッシングや詐欺の高度化も進み、言語や文化の違いを突いた攻撃は、以前にも増して現実的な脅威となっています。

こうしたランサムウェア、フィッシング、DDoS攻撃などの手法を用いる多くの脅威アクターは海外に拠点を置いており、犯罪の分業化やサービス化(Crime as a Service)も進んでいます。日本の警察が国内の攻撃者(模倣犯)や協力者を摘発する事例は一部あるものの、脅威アクターのコアメンバーを日本で検挙することは依然として困難であり、海外を起点とするサイバー攻撃に継続的に晒される状況は、本年も大きくは変わらないと考えられます。

このような環境下において、グローバルな脅威動向や攻撃トレンドを、可能な限り正確かつ迅速に把握することは、日本の組織にとってますます重要になっています。

一方で、その役割を担うセキュリティ担当者の多くが外国語(英語、ロシア語、中国語、韓国語など)に不慣れであり、日々の運用業務に追われる中で、海外で発生したインシデント、攻撃トレンド、各国政府機関の警告や脆弱性情報の収集が後手に回ってしまうケースも少なくありません。

近年は、脅威インテリジェンスツールの普及や、翻訳ツール・生成AIの進化によって、海外情報へのアクセス環境は大きく改善しています。それでもなお、「外国語の壁」の影響もあってか、日本では海外情報を継続的に追い続けている方は、セキュリティの専門家やインフルエンサー層を含めても限られているように感じます。

当ブログ(X)では、国内外の信頼できるセキュリティ関連ソースを日々確認し、年間1万件以上のセキュリティおよび生成AI関連情報を発信しています。しかし、個人でカバーできる範囲には限界があり、より多くの方が一次・二次ソースに直接触れ、それぞれの立場で知見を蓄積し、日本全体としてサイバー脅威への備えを強化していくことが不可欠だと考えています。

本年も本ブログが、読者の皆様にとって「グローバル」な視座を少しでも広げて頂くのに役立てば幸いです。

 

 

2.インプットで参照している情報源(海外)

今年も絶対外したくない海外有力ソースからご紹介します。

昨年まで”一推し”の情報源だったmorningstar Securityまとめサイト)が、2025年9月に突然閉鎖となり、「ここだけ押さえておけば良い」と言えるような情報源が無くなりました。そのため、上位の信頼できるソースの中から、自分に合ったサイトを複数選び、継続的にウォッチしていくことがおススメです。

サイト キタきつね寸評

1位

HelpNetSecurity

 

■調査データが豊富

各社の調査統計記事がよく掲載されています。セキュリティの世界では根拠(説得力)も重要ですので、このサイトはそうした論理派の方に向いているかも知れません。

今年1位に挙げました。当ブログ(X)で2025年の海外記事引用数が1番多かったのがこちらのサイトです。

※2025年海外記事引用数:936

■活用メモ

速報性より調査データを重視される方に向いているサイトかと思います。各種調査データ掲載は他サイトに比べて豊富で、海外セキュリティの製品(新機能)情報を週次・月次で出している他、オープンソース製品情報なども重宝します。また週次でレビュー記事も出しているので、業界のトレンドを把握するといった使い方でも良い情報ソースかと思います。

  

 

2位

BleepingComputer

 

■質の高い記事が人気

1日の記事数はそれほど多くない(3-5本程度)のですが良質な記事が多く、日本のインフルエンサーの方も数多くウォッチしているサイトです。

 

当ブログ(X)で2025年の海外記事引用数が僅差2番目に多かったのがこちらのサイトです。

※2025年海外記事引用数:912

 

調査データなどの引用が多くHelpNetSecurityを1位としましたが、BleepingComputerは質が高い記事が掲載されている事が多く、個人的には外せない海外ソースです。

情報ソースは個人の”好み”(自身の興味)が強く反映されるものではありますが、国内でも多くの方が信頼するソース先としてウォッチし講演などでも数多くソース先として挙げている事を考えると、見るべき海外ソースの実質的1位はコチラであると言うべきかも知れません。

 

■活用メモ

やはり最新記事を最新日付(当日分/前日分)だけチェックするのが良いかと思います。記事の掲載数は3~5本程度(平日のみ)ですので、RSSリーダーでタイトルだけ読むのも良いかと思いますし、PCサイトから見ても記事チェックにあまり時間はかからないかと思います。

私は、政府機関の注意喚起、重大な脆弱性情報など、気になった情報が出ていた場合、元ソースや他サイトの関連記事を探して(もっと理解しやすい良記事が出ている場合もあります)情報を深堀する起点として使っています。

 

3位

Infosecurity Magazine

 

■グローバルな視座を鍛えるならココ

世界的な視野を広げるには、米国発信の情報だけではなく情報源を広げる必要があります。このサイトがそれを補う候補の1つになるかと思います。

当ブログ(X)で2025年の海外記事引用数が3番目に多かったのがこちらのサイトです。

※2025年海外記事引用数:742

 

毎年こちらのサイトを挙げていますが、意外と人気がありません。それでも欧州系メディアの中では一推しのサイトです。

※infosecurity Magazineと言えば欧州最大級のセキュリティ国際会議+展示会のInfosecurity Europe(2026年は6/2-6/4開催)を主催している事でも知られています。

 

米国系の情報も当然取り上げられていますが、欧州(ロシア)情報や、ファイブアイズ加盟国(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)の”米国以外”の情報が出てくる事も多いのも個人的な評価ポイントです。

日本(米国)発信の記事だけで”お腹いっぱい”という方は多いかと思いますが、多面的に物事を見るためには、日本(米国)の発信情報だけを鵜呑みにするのではなく、幅広く情報を拾う(更に可能であれば、日本語や英語以外の情報ソースから入手する)事も重要だと思います。

 ※日本語・英語以外の情報ソースはなかなか手を出せていないのですが、例えば中国情報という事であれば、(セキュリティ系という訳ではありませんが)黒色中国さん(X)の発信情報は勉強になっています。

 

■活用メモ

自分はそう優れた視座を持っている訳でもないのですが、1セキュリティコンサルタントとして大事にしてきたのは『差分』に対する違和感(コレおかしくね?)です。

例えば大きなインシデントが発生した際に、普段巡回しているサイトの記事と、こうしたサイトの記事を見比べると”違和感”を覚える事があります。そこを掘り下げていくと”見えない部分”が少しずつ分かる様になると、見えてくる世界もあるかと思います。

 

4位

TheRecord.

■脅威インテリジェンスベースの質の高いニュース

脅威インテリジェンスツールRecorded Futureのニュースサイト。欧州情報や、国家支援系の脅威アクターによるサイバー攻撃などの情報ソースとして重宝します。

 

当ブログ(X)で2025年の海外記事引用数が僅差でしたが5番目に多かったのがこちらのサイトです。

※2025年海外記事引用数:456

 

TheRecordは、Mastercardが26.5億ドルで買収した脅威インテリジェンス企業Recorded Futureのニュースサイトです。質の高い記事を(日に3~5本程度)出しているという点では、BleepingComputerと似ていますが、脅威インテリジェンスをベースにしたニュース発信という事もあるのか、欧州や国家支援系脅威アクターの情報に強い印象があります。

 

■活用メモ

RecordedFutreに限らず、脅威インテリジェンスツール(運営)の情報発信はウォッチ対象に入れても良いかと思います。

例として挙げるなら、日本組織の攻撃情報発信も多い、Hackmanac(X)はランサムウェア関係を追いかけている方にはおススメですし、脅威インテリジェンスツールと同等以上な精度でランサム掲載等の最新情報(のみ)を無料公開しているRansomware.liveも使い方によっては良いソースになるかと思います。

 


※私は脅威インテリジェンスツール(有償版)を使っていますが、実はそのツール元のXアカウントも日々ウォッチしています
例えば日本(国)というキーワードでツール監視をしていると、日本組織の海外子会社のランサムウェア情報が拾えません。そうした情報を上記ソースや脅威インテリジェンスのX発信(ロゴなど)から広い、契約しているツールで確認(深堀)したりしています。

 

5位

Security Boulevard

■セキュリティブロガーサイト

Security Boulevard(セキュリティ大通り)、名は体を表すの言葉通り、セキュリティ関係者にとって重要なニュースが数多く掲載されています。

当ブログ(X)で2025年の海外記事引用数が4番目に多かったのがこちらのサイトです。

※2025年海外記事引用数:606


300を超える複数のブロガーが専門性の高い記事を投稿しているサイト、カテゴリー別に記事が掲載されているので、情報が探しやすい所もポイントです。2024年 1位 > 2025年 4位 と記事引用数が減っており、今年はおススメ5位にしました。

以前は日々の記事掲載数が他サイトに比べて多かったのですが、2025年後半は掲載数がやや鈍った感があります。

 

■活用メモ

ブロガー(記者)さんによって当たり外れ(記事の書き方が肌に合う合わない)があるかと思いますので、記事タイトルを俯瞰して重要ニュースの当たりをつける以外に、記事執筆者の名前を見て記事を拾うのも良い手法かと思います。

 

以上、おススメ海外サイトを5つ挙げましたが、速報性という観点では、依然としてSNS(X)が一番であるのは言うまでもありません。こちらを重視される方は、国内外のインフルエンサーのフォローしているアカウント)や有力ニュースサイトのアカウントをフォローすると良いかと思います。

※海外ニュースの場合は、米国発信が多いので(時差の関係もあり)朝に情報を収集されると比較的鮮度の高い情報の入手が可能かと思います。

 

参考まで、当ブログ(X)で2025年に記事引用した海外ソース先をランキングにしたものをご紹介します。

※2025年の国内・海外記事の引用数のトータルは、去年に比べて減っていているのですが、これは注意喚起情報を別投稿する様になったためです。

順位 ソース 2025年 海外記事引用数 割合
1 helpnetsecurity.com 936 16%
2 bleepingcomputer.com 912 16%
3 infosecurity-magazine.com 742 13%
4 securityboulevard.com 606 10%
5 therecord.media 456 8%
6 darkreading.com 327 6%
7 theregister.com 303 5%
8 biometricupdate.com 299 5%
9 thehackernews.com 289 5%
10 securityaffairs.com 258 4%
11 trendmicro.com 145 2%
12 gartner.com 130 2%
13 dzone.com 80 1%
14 securityweek.com 65 1%
15 krebsonsecurity.com 46 1%
  その他 245 4%

 

ご紹介しなかったサイトでは、欧州の個人ブロガーとして著名なPierluigi Paganini氏がほぼ毎日更新しているSecurityAffairsも良いサイトですし、DarkReadingや、RegisterHakcerNews、他には見ないユニークな記事のKaspersky、スクープ記事とその深い洞察に海外でもファンが多い、KrebsonSecurityなども挙げられます。

 

また、ここ数年、攻撃者が既知の脆弱性(PoC)を悪用するスピードが上がっている事を考えると、IPAJPCERT/CC、他のインフルエンサーの方々が海外情報を転載する(呟く)のを待つのではなくCISAのセキュリティ勧告Cybersecurity Alerts & Advisories)を”直接自身で確認する”事を検討される事を強くお勧めします。

 

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とは孫氏の有名な言葉ですが、サイバーの世界でも、まず己を知る(ASMや脆弱性診断等)事が重要であり、それと同時に、彼(海外にいる脅威アクター)を知る事が重要です。

その重要な”彼”情報CISAの発信するアラートや、既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に含まれており、こうした情報をもっと有効活用すべきかと思います。

 

 

冒頭にも書きましたが、morningstar SECURITYが2025年9月に突如閉鎖となり、情報収集には非常に便利なサイトであっただけに”morningstar”Loss(難民)になっている方も多いかも知れません。

以下、代替となる可能性がありそうな海外系のニュースまとめサイトを参考までご紹介します。

サイト キタきつね寸評

DataBreaches.Net

morningstarを知る前に、よくお世話になっていたサイトです。他のメディア記事のタイトルと一部記事内容を拾っていますが、1ページに掲載される記事数が少ないので、morningstar程にはホームページ上では閲覧できませんが、RSSを使われている方でしたら、(記事のスクリーニング先として)良い情報源になるかも知れません。

★★

Talkback

morningstarのアンケートページ(復活の可能性はある様なのですが、復活するにしても暫く先になる様です)で挙げられていたサイトです。独立系セキュリティ企業「elttam」が運営しているサイトで、AIによるセキュリティリソースの情報収集がされています。

掲載されている情報はセキュリティ全般の情報というより、開発系に近い情報になっています。

 

 

★★★

Daily CyberSecurity 

1ページで多くの情報を俯瞰できる構成がmorningstarに似ていて、代替サイトとして一番おススメなのがこちらのサイトです。掲載カテゴリーは、(最新ニュース、技術ニュース、CVE、サイバー犯罪者、データ漏洩、Linuxマルウェア脆弱性)と幅広く、まだ長期間利用していないので実力は確認できていませんが、来年は個人的おススメのTOP5に入ってくるかも知れません

※1/6 追記 寄付などを求めるメッセージもたまにでてきますが今の所無料で利用が可能です。(継続検証中)

 

 

3.インプットで参照している情報源(国内)

国内のセキュリティ関係の情報は、ここ数年、海外記事に併せて早朝のチェックを行っています。テレワーク中心の生活になってからはRSSスマホ)ではなく、PCでのサイトチェックになっていますが、網羅性を重視して以下のサイトを主に巡回しています。

サイト キタきつね寸評

1位

Izumino.jp セキュリティ・トレンド

■国内セキュリティトレンドはココ

1週間のセキュリティ関連記事が拾われてくるので、情報量が多すぎる面もありますが、一般セキュリティ記事の大半は、ここを押さえておけば見逃す事は無いかと思います。

2026年もこちらのサイトを1位に挙げます。国内セキュリティ関係の(一般的な)情報収集ではここを押さえておけば十分かと思います。

※公式XアカウントBOT)もありますが、1週間で1,000以上の記事が拾われてくるので、情報の波に流されずに必要な記事を拾う目利き力が重要となります。

大きなインシデント(2025年だと某ビール会社や某小売企業のランサムウェア事案など)が発生した際は、その話題の記事で塗りつぶされる事もあり、他の重要なニュースが見落とす可能性が高くなるので、そうした際は他のサイトを敢えて見る事をおススメします。

2位

 

■2025年国内記事引用数No.1
多くのビジネス関係者が日常的にウォッチしている事から、”知っていて当然”な情報を把握するのに最適

当ブログ(X)で2025年の国内記事引用数No.1は日経でした。

※2025年国内記事引用数:550

 

多くのビジネスパーソンが信頼おける情報ソースとして、日経を支持している中、政府系の動向も含め、能動的サイバー防御関連など幅広くセキュリティ分野の記事が拾いやすかった事も引用数が多かった要因かと思います。

サイバーセキュリティや、テクノロジーChatGPTとカテゴライズ(トピックス)もしっかりしており、今年も重要なソース先となりそうです。

 

3位

ZDNET

 

■国内外のニュースをバランスよく収集

企業の情報システム担当者や経営層を主な対象とした、ビジネスおよびITテクノロジーの専門情報メディア。AIや企業動向などインシデント以外の”知るべき”情報も豊富

当ブログ(X)で2025年の国内記事引用数2位

※2025年記事引用数:541

ZDNETは、CNET(運営は共に朝日新聞子会社の4X)が一般ビジネストレンドであるのに対して、CIOやITマネジャー、ビジネスリーダークラス向けにAIやセキュリティ、DXなどの情報や調査レポートが豊富に掲載されており、海外ZDNETの翻訳記事などもあり、国内外のIT関連ニュースをココだけで把握する事ができます。

幅広い分野の記事はセキュリティ視座を広げるのにも役立つかと思います。

4位

piyokango氏のX

■お勧めはXアカウント

piyolog(ブログ)でのインシデント分析が有名ですが、Xアカウントもフォローしておくべき

piyokango氏の質の高い情報は、各種セミナー、インシデント情報分析として評価が高いpiyolog、そしてPodcastで辻氏、根岸氏らと配信している#セキュリティのアレが有名ですが、Xは国内のインシデントリリース発信が(異様に)早い事でも知られています。

多くの国内メディア、Izuminoや脅威インテリジェンスツール(アカウント)よりも情報発信が早い事が多く、個人のXアカウントではありますが、重要なソース先としてウォッチすべきかと思います。

CISAのKEV(既知の悪用された脆弱性カタログ)もウォッチしていらっしゃるので、その情報を参考にされている方も多いかと思いますが、piyokango氏が何らかの理由(病気等)で発信されない事で、脆弱性対応が遅れる可能性がある事を考えると、有力な参考ソース程度とし、元ソースであるCISAKEVサイトを見る癖をつけるか、(も含めた)他のKEVウォッチャーもフォローしておく事をおススメします。

※1/6追記

インシデント情報の投稿情報がtwilogで参照可能です。

5位

Gigazine

 

■独自視点の記事に注目

Gigazineは、Magazine(雑誌)×GIGA(情報量が多い)の造語。IT関連の老舗サイトの1つですが、独自視点の記事が多いのと、最近では生成AI関連の記事が豊富です。

当ブログ(X)で2025年の国内記事引用数3位。

※2025年記事引用数:487

ついついクリックしてしまいたくなる記事タイトルが多いGigazineですが、他のメディアが取り上げてないセキュリティ(AI)関連の記事も結構出ています。

最近海外のInternet Archive(Wayback machine)同様にGigazineもサーバー維持の寄付のお願いが増えているのが気になる所で、貴重な情報ソースが失われない様に、気になった記事を読むだけでなく、寄付・広告を踏むといった事に(賛同される方は)協力してあげて欲しいサイトでもあります。

 

多くの方がスマホRSS)での情報収集をされているかと思いますが、参考までRSSリーダーのお勧めを挙げるとすれば(以前自分が通勤電車内で使用していた事もありますが)Inoreaderです。

www.inoreader.com

 

参考:ユーザーの声

国内で最も著名な猫派フィッシングハンターの方も、貴重なソース先と共に、以前このツール(Inoreader)のファンである事を公言されていました。

 

参考まで、当ブログ(X)で2025年に記事引用した国内ソース先をランキングにしたものをご紹介します。

  国内記事ソース 2025年引用数 割合
1 nikkei.com 550 10%
2 japan.zdnet.com 541 10%
3 gigazine.net 487 9%
4 itmedia.co.jp 431 8%
5 xtech.nikkei.com 423 8%
6 techtarget.itmedia.co.jp 421 8%
7 scan.netsecurity.ne.jp 373 7%
8 news.mynavi.jp 335 6%
9 security-next.com 186 3%
10 knowbe4.jp 157 3%
11 www3.nhk.or.jp 156 3%
12 trendmicro.com 145 3%
13 digital.asahi.com 129 2%
14 prtimes.jp 123 2%
15 toyokeizai.net 98 2%
  その他 971 18%

 

TOP5でご紹介しなかったサイトでは、「日経XTECH」は技術的視点での記事も多く、個人的には有償会員登録する価値が十分あるサイトだと思います。

 

国内インシデント情報の発信は、piyokango氏のXアカウントやIzuminoでは拾わないレベルの小さなインシデントも広い、注意喚起情報も多いSecurityNextがおススメです。

インシデント情報を拾うのが少し遅い事もあるScanNetSecurityも他にはない記事が多々出されているので巡回先として外せませんが、マキナレコード(Codebook)も海外メディアの翻訳(分析)記事などが早い事もあり、おススメです。

セキュリティ教育・啓蒙という分野で外せないのは、今は亡きケビンメトニック氏が設立に関わったKnowBe4(ブログ)です。Human FW人的セキュリティ)の強化は、生成AIなどによって巧妙化するサイバー攻撃を考えると必須であると言え、日本語翻訳記事が週次ペースで(まとめて)3-5本出されるので見逃せません。

※記事の最後がKnowBe4の宣伝になってしまうパターンが(当然)多いのですが、宣伝前の部分だけでも十分に読み応えのある記事が多いです。

 

朝日新聞読売新聞毎日新聞といった一般紙サイト、関連チャネルも多いITmedia系など、他にもご紹介出来ていない巡回先(ブックマーク)もありますが、正直に言えば、良質な発信サイトを多数知っている事は重要ですが、普段巡回されるサイトは、肌に合う所(何カ所か)に絞られた方が良いかと思います。

 

最も大事なのは、情報収集を継続すること byキタきつね

 

4.調査によく使っている便利ツール

最後は、私が昨年お世話になった便利なツール/サイトです。

サイト キタきつね寸評

  

f:id:foxcafelate:20210101082635p:plain
Wayback Machine

サイト情報を過去に遡るという事を(無料で)実現できます。2025年も大変お世話になりました。※懐に余裕がある方は寄付を定期的に募っていますので協力して下さい

この巨大な魚拓サイトは、インシデント調査、あるいは事件リリース等を追いかける際に非常に重宝していて、このサイトが無いと(カード情報漏えい系の)インシデント分析は出来ないといっても過言ではありません。

※私がサイバーセキュリティの世界で重要だと思うものの1つに”時系列”(過去からの情報の繋がり)があります。過去のサイトを調べる事で、見えない姿が現れてくる(推測する材料が揃う)事もありますので、調査作業をされる方は、こうしたサイトを使い倒す事をおススメします。

 

ChatGPT

 

調査ツールという訳ではないのですが、2025年もお世話になったツールと言えばChatGPT(チャッピー)です。

当ブログ(X)では記事の要約や日本語翻訳、X投稿のタグ生成、各種画像生成(DALL-E)といった程度にしか使いこなせていませんが、ChatGPTへの課金(ChatGPT Plus)は十分に価値があるものだったと感じます。

最近は生成AIも競争時代に入っているので、他の優秀なAIサービスも出て来ており、懐に余裕がある方は、必要経費としてChatGPTに限らず評判の良いAIツールを(お試し)契約し、そのメリットをいち早く享受される事をおススメしますが、学生さんなど諸般の事情により無課金を好まれる方も多いかも知れません。そうした方は無料の機能を使い倒す(複数のLLMを使う)事で、有料ツールに負けない成果を得る事ができるかと思います。

まだ契約(課金)に迷われている方は、複数LLMの比較利用ができるサービスで、自分に合ったAIツール(将来のお布施先)を選ぶ事をおススメします。

※参考

tenbin.ai

chromewebstore.google.com

 

Buffer 

2024年までは、Xの自動投稿にSocialDogを使っていたのですが、2025年からBufferという海外ツールを使ってXの投稿をしています。

コスパが良く投稿数の制限が無いのが便利ですが、一部日本語が化ける(Bluesky)現象があったりします

海外メディアの記事を収集するのが朝なのですが、朝早すぎると誰も投稿を見てくれない(反応が薄い)事もあり、自動投稿によって(30分~1時間置きの)時差投稿をしています。最大で1日程投稿が遅れる事になるのですが、危なそうな注意喚起情報や、重要な(海外)インシデント情報などはすぐに投稿し、少し時間が経っても情報鮮度に問題が無さそうな調査記事などは後から投稿する様にしています。

 

Notta

www.nikkei.com

議事録作成や、インタビューなどの文字起こしに重宝するのがAI文字起こしツールですが、2025年は無料枠の大きいLINE Works AiNOTE(旧Clover Note)から、有料ツールのNottaに引っ越しました。

誤訳は音声(録音)環境などの影響もあり、一定頻度でてますが、要約機能などもあり重宝します。

 英語の文字起こしツールではOtterがおススメです

 

5.アウトプットも忘れてはいけない

普段は家作業が多く出不精なのですが、2025年もキタきつね」という立場で色々な方と交流が出来たのは良かったと思います。

世間一般にはソフト老害と呼ばれる年齢(鈴木おさむ氏と同年代)であり、本業の方でもセキュリティコンサルや工場セキュリティ監査といった”現役の忙しさ”から少し距離を置き調査や後進の育成に軸足を移しています。

 

そんな中で、2025年は人前でお話させて頂く機会も何度かありました。

セキュリティエンジニア/コンサルタントTyphonさんの名言、「アウトプットしないのは知的な便秘」は、多くの方が引用しているのでご存じの方も多いかと思いますが、講演資料にインプット情報を落とし込む事で学ぶことが多かったですし、更に言えば、懇親会などでのブログやXのフォロワーさん達の”生フィードバック”も自分の活動を振り返る上で貴重な経験でした。

www.slideshare.net

 

インプットした情報をアウトプット(昇華)する事は、自身の成長に繋がるのみならず、周りをも巻き込む力があるので、2026年も機会があれば収集した(Information)を役立つ情報(Intelligence)に昇華できればと思います。

 

※参考:

connpass.com

shiojiri-cyber.connpass.com

 

※今年は塩尻(冬)KYUSECに(現段階で)エントリーしていますので、現地でお会いできる方はお声がけ頂ければ幸いです

shiojiri-cyber.connpass.com

www.kyusec.jp

※スケジュールが空いていれば色々な所に顔を出したいと思っていますので、良い機会がありましたら、お誘い/お声掛けください

 

尚、この記事を読まれている方の中には、自分は読み専なのでアウトプットなんてできないよ・・・と言う方も多いかも知れませんが、例えば自組織内の”定例会議”といった小さな場でも、あるいはX上で自分の気になった投稿を引用リツイート(コメントを入れる)だけでも、世界は少しずつ変わるかと思います。

ハードルは少し高くなるかも知れませんが、参加されたセキュリティセミナー等についてコメントする(参戦記事を書く)事もおススメです。

※参戦記事などは、Xなどでコメント頂ければリポストもしますYO!

 

 

偉大な先人達へ敬意を表して・・・

当ブログでは、この記事を書く(更新する)のも今年で9回目になります。「情報収集法」というスタイルの記事は、私のオリジナルという訳ではなく、日本のセキュリティ業界をリードしていると言っても過言では無い根岸さんPiyokangoさんが以前に書いていた記事に触発されて書き始めたものです。

下記の元記事は、情報は少し古くなっていますが、まだまだ多くの方にとって参考になる部分が多いかと思いますので、まだご覧になっていない方は一読される事をおススメします。

piyolog.hatenadiary.jp

ukky3.hatenablog.com
情報収集法という訳ではありませんが、トリコロールな猫さんの下記の記事もご紹介しておきます。

security.nekotricolor.com

もう1つ、LACのセキュリティエンジニアの方が情報収集に関してアンケート結果をまとめた記事も2022年に出されていますので、ご参考まで。Amazon.comのカテゴリーランキングや、Slackはなるほど・・と思いますし、収集したどう情報を記録するかという点でも色々なやり方がある事が勉強になります)

devblog.lac.co.jp

 

本日もご来訪ありがとうございました&本年もよろしくお願いします。

Thank you for your visit. Wish your happy a new year.

 

参考:過去記事

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

foxsecurity.hatenablog.com

 



 

更新履歴

  • 2026年1月3日 記事公開