三井住友カードが米Dynamics社と共同発表を1月9日にした「ロック機能付きクレジットカード」がなかなかユニークな機能を搭載しそうでしたので、つぶやいてみます。
(三井住友カードニュースリリースよりカード画像引用)
パスコードを入れないとカード番号(真ん中8桁)が表示されない機能になっているところが非常にユニークです。パスコードが分からないとクレジットカードとしての機能(磁気・IC)が全てONにならないので、安全性が高いカード(他人に不正利用されにくい)事が売りのようです。
Dynamics社の技術は複数のカードを取り込めるようなコンセプトなのですが、リリース記事から見る限り、1枚のカードとしてリリースする(複数カードの取り込みは出来ない)様です。
公式リリース
YoutubeにDynamicsのCES2018の映像がありましたが、この8分~14分辺りが今回発表のあったカードの様です。2月に4種類のカードデザインで出るみたいですね。
youtu.be
確かDynamicsはMastercardが出資してたな・・・と思い、過去の関連記事を探していると、CES2015で良く似た(ロック機能が無い)カードが出展されていました。
ggsoku.com
プロトタイプとはありますが、上記記事中では、PINを入れないとカード機能が使えない(非アクティベート状態)とありますので、、、三井住友カードが言う、”世界初”の部分は商用カードとして・・・という意味合いなのかも知れません。
セキュリティ面で考えると、裏面(Amexは表面)のセキュリティコードが動的で変わる方が、一番被害を受ける率が高い非対面取引では有利ですし、カード番号もスマホの”○○Pay”で実装されているような、カード番号が動的に変わる、いわゆる使い捨てカード番号の方が安全性が高い気がしますが、これはこれで需要がある(便利そうな)気がします。
使いたい時だけクレジットカードをオンに出来るのは、面白い機能だな・・とは思いつつ、手持ちの三井住友カードは提携カードなので、暫く搭載されない可能性が高く、たぶん切り替え(入手)は当分先になりそうです。それと、新しい技術の対価はそれなりにするはずなので、会費がいくら位UPで設定されるかが鍵となりそうです。
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