Fox on Security

セキュリティリサーチャー(インシデントアナリスト)で、セキュリティコンサルタントのキタきつねの独り言。専門はPCI DSS。

課題図書(情報セキュリティの敗北史)

※10/27-28は所用があり、まとめ記事配信はお休みとなります

 

昨日に引き続き本のご紹介です。

まだ読了してないのですがTwitterでフォローしている方々の評判が良かったので購入した本をご紹介します。少しお高い(3,300円)のですが、個人的には何度も読み返したくなる良書の予感がして読み進めています。

※企業にお勤めのセキュリティ関係の方であれば”会社に買わせる”のも良い本かと思います。

 

本の帯を最初見た時、何と大げさな・・と思ったのですが、読み進めていく内に「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とのドイツの名宰相ビスマルクの有名な言葉は、本の中身にピッタリだと思えてきます。

情報セキュリティの敗北史_表1_帯

 

裏帯の”恐ろしい本”という表現も、まだ半分も読んでないのですが、”合っている”気がします。まだ発行されて間もない事もあり読者レビューも少ない本かと思いますが、近代コンピュータ≒サイバーセキュリティの歴史について、この本以上に詳しい本を私は知りません。

 

主要参考文献だけで5ページ、脚注に至っては74ページというのは大論文では稀に見かける事がありますが、市販本レベルでは個人的にお目にかかった事がありません。

コンピュータの世界やサイバー攻撃の世界は海外情報の方が多い事から、国内から海外文献、海外記事を多く読みこなしても、このレベルで本にまとめる事は難しいと思います。また、私の勉強不足もありますが、国内では”流通していない”情報も多いと感じましたので、この本を繰り返し読む事で、歴史を学び、賢者・・・と言わないまでも愚者からの脱出を図れればと思っています。

 

※まだ読了していませんので、本日はこの位で。

 

 

本日もご来訪ありがとうございました。

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二宮金次郎の似顔絵イラスト

 

更新履歴

  • 2022年10月23日 PM(予約投稿)