ここ2週間に渡って国際会議に連続して出席しておりました。写真を整理していると・・・国内(セキュリティ系)会議と癖が違う点に気づきます。それが食事(軽食)です。
こんな軽食であったり、
会場ホテルのビュッフェやケータリングだったりするので、見栄えが良いのは当然かも知れませんが、
ランチやネットワークレセプションだけでなく、会議中のブレイクでも、軽い食事に匹敵するものがサーブされている事も多い気がします。
PCIコミュニティミーティングのランチで(特に海外の参加者に)人気だったのがコレ・・。
綺麗ですし、美味しかったのはWestin東京なので当然なのかも知れませんが、開催国の名物料理(がごく一部出てくるので)を味わえるのも国際会議の良い点だと思います。
海外の参加者は、、、良く食べるなという印象です。ランチ食べておいて、2時間後の会議中のブレイクでも結構がっつり食べる方もチラホラ・・・。この辺が国際会議での集中力?に繋がっているのかも知れませんが、特に欧米の方にタフな方が多い(私は一日の会議が終わるとグッタリしてますが・・)のは案外こうした所から来ている気がします。
ここまで書いてきて、では日本の会議では何故こうしたスタイルが少ないのか?と疑問に思う訳ですが、日本人があまり食べないのでランチ以外のブレイクでは、コーヒーとお菓子程度のブレイクで良い・・・というのも理由のひとつなのでしょうが、、会議にお金を払う文化が(会議主催側に予算が)無いというのも案外ありそうです。
無償会議はどうしても企業の宣伝色が強くでるセッションが多く、『基調講演以外つまらない』事も多いです。一方で、予算の関係等々・・・それ以上に社内説得が面倒であるからか、”有償会議だと参加できない”縛りを受けているセキュリティ担当の方は結構多いのではないでしょうか。それが有償会議につながらない悪循環になっていそうです。
多くの日本企業が、人材育成の投資先として有償会議を対象として無い(予算をつけない)事は、将来を考えると日本企業にとっては良く無い事なのかも知れません。有償の所にはソレナリの意識が高い方が集まりやすい事、あるいはRSA/BlackHat/MobileCongress等の巨大で成功を収めている海外Conferenceを考えると、最新情報や関連製品への気づき(目に見えそうな効果)だけでなく、人のネットワーキングという部分で有償会議は効果が高い、それが比較的多くの人が集まった(アジア圏内では)国際会議に参加した印象です。
こうした有償会議が日本でも数多く成功する。それが日本企業復権の鍵である・・・とは流石に言いすぎでしょうが、セキュリティの分野は海外との(情報・製品・人の)連携が必須な分野でもありますので、日本企業も(出張や有償会議参加への)予算をつけて欲しいな・・と切に願います。
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