Fox on Security

セキュリティリサーチャー(インシデントアナリスト)で、セキュリティコンサルタントのキタきつねの独り言。専門はPCI DSS。

師走に想う事

駅のポスターを見てふと気づくのが、ほとんどのイベント事の最後には『平成最後の』が付けられるという事。忙しい年の瀬で、まだ仕事に追われて今年を振り返る余裕も無いのですが、改めていろいろと考えさせられました。

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◆キタきつねの所感

ただ、このポスターで違和感を感じたのは、『最後の』と『初』が並立している所だったのですが、平成最後のクリスマスもやってくる訳ですし、平成最後の発売り、平成最後の成人式、平成最後の節分、平成最後のひな祭り、そして企業人(社畜)の皆様が最も恐れるのは、平成最後の期末(業績)かも知れません。

セキュリティ関係でも、和暦には関係なく、SplashDataの「最悪のパスワード100」が20日頃に発表されますし、多くの専門家が今年起きた事件のまとめであったり、来年のセキュリティ関連の動向を予想した記事を発表すると想います。時間が取れたら、海外記事をいくつかご紹介できたらと思います。

 

今年を語るには、まだ早い気がしますが、海外のソレに比べて日本国内では、ベネッセ、日本年金機構の様な、その年を代表するようなインシデントは起きなかった、ある意味平和の年と言えるかも知れません。

ではありますが、攻撃の傾向は、防衛側が今まで意識してなかった脆弱点を攻めてきている印象が強いので、オフィス365のクラウドもしかり、ネットワーク閉域網へのランサム攻撃(WannaCry、SamSam等)が成功した事例などもそうですが、複数の事業者を狙う動きというのは、来年も注意が必要かも知れません。

 

 

元号は4月1日発表想定のようですが、

www.nikkei.com

公式発表までのわずかの間にフライングで「西暦」「勝訴」等に決定したというエイプリルフールネタがネット上で出る気がします。

 

更新履歴

  • 2018年12月9日AM(予約投稿)