米国政府の気球テストの記事が気になりました。
www.theregister.co.uk
アンクルサムはアメリカの土壌の監視を行うために高度の高い気球を使うシステムをテストしています。
醸造所ではなく航空会社である政府の請負業者であるSierra Nevada Corporationは、米国中西部の広い範囲に漂流する風船を発売し、地上での活動の監視と追跡が可能なネットワークを形成しました。
6万5千フィートの距離で巡航する25の気球を含むペンタゴン順序テストは7月12日から9月1日まで実行されます。
(中略)
一方、ガーディアン紙は本日、シエラネバダの米国政府とのその他の契約は、カメラとセンサーを装備し、メキシコ、中央アメリカ、カリブ海で画像と監視を提供するために使用されていた小型航空機に関するものであると述べた。
そのため、バルーンネットワークは、これらの軽飛行機と並行して、またはその代替として動作するように設計されていると考えられます。65,000フィート(19,812メートル)で操作し、そのレーダーと監視システムに電力を供給するためにソーラーパネルを使用することによって、無人気球は何日も飛行機の中ではるかに長い期間空気中にとどまることができるでしょう。
(TheRegister記事より隠喩)※機械翻訳
◆キタきつねの所感
最初は「土壌監視」=農業用となのかと記事を読んでいたのですが、「メキシコ、中央アメリカ、カリブ海」での軽飛行機との連携、または代替に使う事を想定しているとなると、この気球テストの別の目的は、メキシコとの国境監視に使う為であるという気がしてきました。
メキシコ国境に物理的な壁を作るのに比べれば、大したコストでは無い気がします。カメラとセンサーを利用して、ソーラーパネルで動く。現段階ではこの気球に武器が搭載されていませんが、その可能性もあるでしょうし、あるいは地上の国境警備隊(沿岸警備隊)と連携する、そんな事をこの実験で試している気がします。
物理セキュリティの考え方は、私はどうしても2次元で考えてしまうのですが、3次元で考える時代がすぐそこに来ているのかも知れません。
■日本人のためのパスワード2.0 ※JPAC様 ホームページ
7/8に日本プライバシー認証機構(JPAC)様からホワイトレポートをリリースしました。キタきつねとしての初執筆文章となります。「パスワードリスト攻撃」対策の参考として、ご一読頂ければ幸いです。
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