毎日新聞出身で長年ジャーナリストとして活躍されている鳥越氏の老人力を誇る記事が気になりました。
www.news-postseven.com
「最近、娘に言われてiPhoneに替えたら、ネットもLINEも1台でできるようになって、とっても便利になりました。だけど、本人認証が面倒臭くてたまらない」
そうぼやくのは、ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(79)。いまやスマホは年齢を問わず“必需品”になりつつあるが、最初にスマホを起動する時に始まり、手続きや支払いなど、何かをするたびに本人認証を求められることになる。
「僕はLINEのほか、アマゾンや楽天、アップルIDでの買い物などいろんなサービスを使ってるけど、それぞれにログインするたびに本人認証を求められるから、煩わしくて仕方がない。しかもみんな本人認証に必要な文字数や、アルファベットと数字の組み合わせ方も違う。何回か失敗してログインできなくなって、再設定する羽目になったことは何度もあります」
(中略)
「個人情報の流出や悪用を防ぐためだから仕方がないけれど、もうちょっと簡単にできないものか。やっぱり僕のスマホを僕が使っているのに『本人認証』ではじかれるって、おかしいでしょう。
(週刊ポスト記事より引用)
◆キタきつねの所感
かつては鋭いコメントで世相を切ってきた鳥越氏も、79歳。この記事を読むと切れ味が無くなってきてしまったなと、残念に感じると共に、ジャーナリストとしての不勉強をひけらかす取材を受けるのもどうかと思いました。
記事の中で鳥越氏が不満に思って書かれているのは、すべてIDとパスワードの「めんどくさい」問題なのですが、iPhoneの認証画面は当然の事ながらTouchID(指紋)かFaceID(顔)の生体認証が選択できますし、LINEもTouchI(指紋)でのログインができます。当然の事ながらアップルIDでの買い物にもTouchID(指紋)やFaceID(顔)を設定する事ができます。
japanese.engadget.com
残念ながらアマゾンや楽天などの通販系のサイトは、IDとパスワードが主流ではありますが、アマゾン等では1クリック購入など、本人認証を求めずに購入まで進むオプションも実装されていますので、鳥越氏が例として挙げられ、「憤慨している」事、それ自体が
例示されたサービス事業者側からすれば、老年層への更なる啓蒙が必要だという認識と共に、「ところで、この老人は誰だい?」状態に映る気がします。
公式HPを拝見しても、2019年の活動は掲載されてませんでしたし、
公式ブログを拝見しても・・・やはり2018年で更新がストップしています。講演等々でお忙しいのだと思いますが、iPhoneを使いこなす動機向上(モチベーション)の為にも、情報発信(写真等)にもう少し注力されても良いのかと思いました。
iPhone等のスマホは便利なツールではありますが、老年層から見ると機能も複雑化していますので、無理に使って文句を言うだけであるなら、そうした方は、ガラケー利用で良いのではないかと思います。
あるいは・・・著名人である鳥越氏にはきついかも知れませんが、ドコモショップ等では「学校」も開催してますので、こうした無料のサービスを利用するのも良いのではないかと思います。
www.nttdocomo.co.jp
※11/6(水)に日本プライバシー認証機構(JPAC)様からセミナーのお話を頂きました。国内のカード情報漏洩のみならず、海外のあまり知られてないカード情報漏洩事件などを解説したいと思ってます。良かったら下記開催案内もご覧いただけたら幸いです。
www.jpac-privacy.jp
■日本人のためのパスワード2.0 ※JPAC様 ホームページ
7/8に日本プライバシー認証機構(JPAC)様からホワイトレポートをリリースしました。キタきつねとしての初執筆文章となります。「パスワードリスト攻撃」対策の参考として、ご一読頂ければ幸いです。
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