インフルエンサーの拡散するデマ

セキュリティの分野でも、ほぼ影響力を持たない一般人の立場からすると、少人数のインフルエンサーがコロナ禍に影響を与えているとの記事はあまりピンとこないのですが、どうやらインフルエンサーがファイザーワクチンのネガティブキャンペーンに関与していた様です。

www.infosecurity-magazine.com

Fazzeは、フランスとドイツのブロガー、インフルエンサー、YouTuberに、ワクチンが数百人の死者を出したことをフォロワーに伝えるために支払うことを申し出たとされています。

2020年12月14日から2021年5月24日まで、米国では2億8500万回以上のCOVID-19ワクチンが投与されました。この間、CDCのワクチン有害事象報告システム（VAERS）は4,863件の死亡報告（0.0017％）を受け取りました。 COVID-19ワクチンを受けた人々の間で。

Fazzeは、そのWebサイトで、自分自身を「ブロガーと広告主をつなぐマーケットプレイス」と表現しています。ガーディアンは、報告 Fazzeロンドンの5パーシー・ストリートに本社を置くことを主張したが、このアドレスに登録されていないこと。

Fazzeは先週、フランスの健康科学のYouTubeユーザー数名に連絡を取り、ファイザーワクチンはアストラゼネカが開発したCOVID-19ワクチンよりも3倍致命的であるという誤った主張を共有するよう求めたとされています。

インフルエンサーは、彼ら自身の独立した見解として嘘を提示するように指示されました。彼らはまた、Instagram、TikTok、またはYouTubeで、フランスの新聞Le Monde、Reddit、およびEthical HackerのWebサイトで、この主張を裏付けるデータが含まれているとFazzeが述べたレポートへのリンクを公開するように言われました。

（Info Security Magazine記事より引用）※機械翻訳

キタきつねの所感

キャンペーンを仕掛ける際に、SNS等で多くのフォロワーを持つインフルエンサーは、大きな力になる場合があり、全てを否定すべきものだとは思いませんが、インフルエンサーマーケティングプラットフォームを運営するFazzeが、そうした推奨をするのは、内容が正しくないのであれば、扇動（デマ）と言われても仕方が無いかと思います。

Fazzeがインフルエンサーに「根拠データ」としたリンク先（裏付けデータ）の記事は、サイトから既に削除されている、又は根拠データを含んでいなかったと書かれています。そうした意味ではFazzeが主張する根拠は崩れている（又は批判を受けて記事が削除された）中で、Fazzeの推奨を真に受けて、根拠データを冷静に判断できなかったインフルエンサーがいた場合、かなり批判を受ける目に遭ったかと思います。

RedditとEthicalHackerの記事はサイトから削除されており、Le Mondeの記事には、どちらのワクチンに関連する死亡率に関する情報も含まれていません。

Fazzeはインフルエンサーに、ファイザーワクチンの危険性が主流メディアによって無視されていることをフォロワーに伝え、それを購入した政府の知恵に疑問を投げかけたと言われています。

（Info Security Magazine記事より引用）※機械翻訳

トランプ元大統領が、好んで使った「Fake News」という言葉は、このコロナ禍だからこそ心にとどめておくべきであり、インフルエンサー自身がひっかかる事もあり得る、という事も考えて、フォロワーとしても何が正しい情報であるか、必要に応じて複数のソースを確認するなど、自分の中に軸を持って判断する材料を考えてから”情報拡散に協力”すべきかと思います。

この記事を調べている中、ワクチン関係のデマの記事をみつけました。

「ソーシャルメディアでほとんどのワクチンデマの背後にいるのはわずか12人である、と調査結果は示しています」

www.npr.org

研究者は、Facebook、Instagram、Twitterで急増しているCOVID-19ワクチンについて、誤解を招く主張の大部分に責任を負っているのはわずか12人であることがわかりました。

「『偽情報ダース』は、ソーシャルメディアプラットフォーム上でワクチン忌避の誤報のシェアの65％を生み出している」と、アカウントを特定したデジタルヘイト対策センターの最高経営責任者であるイムランアーメドは述べた。

一部の抗ワクチン支持者にとって、誤った情報はビジネスの一部です
（中略）

木曜日に公開されたこの記事の後、Facebookは、これらの12人が運営するアカウントをさらに削除したと述べました。

（ｎｐｒ記事より引用）※機械翻訳