高い所の窓拭きは梯子を使ったり、ビルのように上から紐つけて、あるいはゴンドラで降りてきて拭くものんかなと思っていたのですが、とある商業施設ではこんな道具を使っていました。
◆キタきつねの所感
Amazonで調べてみると・・・、5m位だと、商品あるんですね。
何人かで並んで拭いている(拭き残りを考えてなのでしょうが)動作に無駄が無く、こうしたガラスから展望が守られているのだと納得しました。
この清掃シーンを見ていて、ふとプロフェッショナル仕事の流儀で清掃のプロとして紹介された新津さん(羽田空港の清掃の超エキスパート)を思い出しました。
セキュリティにも整理整頓は重要であると言われますが、清掃のプロは道具にもこだわる訳であり、また、作業をするのが人である以上、その人が危険な目に遭う事を考慮していくつもの安全対策を打つ(例えばゴンドラでは命綱や通行人への誘導員の配置)訳ですが、何気ない清掃の仕事中に、そうした知見に基づく安全のノウハウが垣間見えた気がしました。
『わが社は●●機器を導入しているから大丈夫』的な1つのセキュリティツールでの防御万能説を唱える方をたまにお見かけします。話を聞いていくとランサム対策はかなり危ない・・・と思われ、多層防御の重要性をいくら説明しても、聞く耳はあまり無い(それだけ自信があるのでしょうが・・・)ケースも意外にあります。きっと自社での痛い知見が溜まらないと、こうした会社での安全ノウハウはレベルアップしないのでしょうね。
因みに、最初の写真、某施設の窓拭きでの安全対策の1つは『人の少ない時間帯に作業する』だったかと思います。散歩で見かけた風景なので、朝からご苦労様です、と思った次第です。
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