日本人のチョコレート消費量の1/4近くがバレンタインデーにあると言われていますが、その一端は、本命チョコ、義理チョコ、友チョコと・・・買わなければいけない風習を作り出したチョコレート業界の戦略だけでなく、サービス業にもあるのだと14日の飛行機(出張)で感じました。(セキュリティとはほぼ関係ない記事です)

ANAは明治のチョコを機内でCAさんが配布してました。よく考えているな・・という点は、機内の飴玉配布とは違い、1人1個が徹底されている(と思わしき)所。機内で寝ている隣の男性が起きると、すーっとCAさんが寄ってきて渡してくる所を見ましたが、1人に2個渡す(誤配)などが起きると、それはそれで別な問題になりそうですので、かなりオペレーションが徹底されている様に感じました。
ANAは2014年からこのサービスを開始しており、何とこの日のキャンペーンで約15万個のチョコを用意していたんだそう。
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ANAだけでなく、JALもチョコレート配布をやっていた様ですが、こちらも約13万個のチョコが準備されていたそうです。
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合わせて約28万個のチョコが配布される需要を引き起こしているのだと考えると、恋人たちの守護聖人、ウァレンティヌスもびっくりな行事に成長したと言えるかも知れません。このチョコレートを贈る『日本式バレンタイン』は、海外のソレとはちょっと違っています。
海外では花やカードを贈るのが一般的ですが、これはウァレンティヌスのエピソードが影響しているものと思います。Wikiでは、
彼についてのエピソードには、次のようなものが伝えられている。
ローマ皇帝クラウディウス2世は戦士の士気の低下をおそれて兵士たちの結婚を禁止した。バレンチノはこの禁令に背いて恋人たちの結婚式を執り行ったために捕らえられ処刑された。
また彼は、結婚したばかりのカップルに自分の庭から摘んできたばかりの花を贈った。
(Wikiより引用)
と紹介されています。
日本のバレンタインは、1958年に伊勢丹とメリーチョコレートで企画されたそうですが、当時の売上はチョコ3枚とメッセージカード1枚で、170円でしかなかったようです。それが今や・・・土用丑の日と同じく大きなイベントになっているのは、なかなか感慨深いものがありますね。
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