新型コロナウィルスの世界への拡散(パンデミック)を止めきれなかったWHOは、サイバー攻撃も止められなかった様です。
www3.nhk.or.jp
WHOは23日、職員およそ450人と新型コロナウイルスの対応にあたっている外部の関係者数千人のメールアドレスが今週インターネット上に流出していたことがわかったと発表しました。
サイバー攻撃によるものとみられ、流出した情報が悪用された可能性があるかどうかは明らかにしていません。
WHOへのサイバー攻撃は新型コロナウイルスへの対策が始まってから増えていて、去年の同じ時期に比べて5倍以上にのぼるということです。
またWHOを装ったメールを一般の人に送り寄付を求める詐欺も相次いでいるということで、注意を呼びかけています。
(NHKニュース記事より引用)
キタきつねの所感
記事にありますが、攻撃が急増している時期が「新型コロナウィルスへの対策が始まってから」となっているのが、ポイントな気がします。
普通であれば、世界的脅威である新型コロナウィルス(COVID-19)に対して、全世界をリードして戦うWHOにサイバー攻撃をしようと考える方は、そう多くは無いのかと思います。
しかし、対策が始まってから増えたという事は・・・それだけWHOの対応に不満がある方が多かったとしか考えられません。
因みに、Change.orgで実施している、WHOテロドス事務局長の辞任を求める署名は、2月4日の時点で23万人でしたが・・・
WHO・テドロス事務局長の辞任を国連に請願する署名が23万人突破(2/4 11:00現在 change.org) - Togetter
(記事を書いている4月25日の段階で)100万人を突破していました。
是非、貴方も署名して下さい。

キャンペーン · Call for the resignation of Tedros Adhanom Ghebreyesus, WHO Director General · Change.org
本題が終わったので、以下余談となりますが、WHOが攻撃を受けた背景については、国連組織の2018年の内部資料に非常に怪しげな事が書かれています。(※私の2月6日の記事も併せて見て頂ければと思います)
参考:
Second annual progress report of the Board of Auditors on the implementation of the information and communications technology strategyA/73/160 - E - A/73/160
foxsecurity.hatenablog.com
報告書では、国連所属組織のセキュリティ意識の低さが指摘されており、恐らくWHOも意識の低い方だったのかと思います。そのままの体制でWHOが継続活動していたとすれば、サイバー攻撃を防げなかったのは必然だったのかと思います。
参考 国連内部監査資料抜粋 ※機械翻訳

そう考えると、WHOのマリアーノCIOの以下の発言は、サイバー攻撃を仕掛けた側からは「失笑」する内容なのかも知れません。
更にサイバー攻撃が続く、あるいはWHOの機密情報が公開されてしまう可能性すら感じます。
WHOのマリアーノ最高情報責任者は声明で、情報管理について「常に優先事項であるが、パンデミックの状況下ではなおさらだ。私たちは加盟国や民間の企業とともに闘い続ける」として、セキュリティー対策をさらに強化する考えを示しました。
(NHKニュース記事より引用)
余談の余談です。日本のChange.orgでも興味深い提言がされていました。
※感染症対策の専門組織は日本にも必要な気がします。
キャンペーン · 日本に感染症対策の専門組織(日本版CDC)を作ろう! · Change.org
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